- 医療脱毛レーザーは、毛根のメラニン色素にレーザー光線を吸収させて、その熱で毛根周囲の組織にダメージを与え、長期間における減毛(脱毛)を行うことができる治療方法です。
毛には毛周期(毛が生えかわるサイクル)があり、脱毛では全体の毛周期の成長期にある毛にレーザー照射することで減毛(脱毛)の効果がみられます。1回の照射で効果があるのは、全体の20~30%程度です。6~8週間ごとに照射を繰り返し、平均で5~10回かかりますが、年齢や部位によって個人差があります。
また、何年かすると数%再生する場合がありますが、ほとんどの場合、生えてくる毛は産毛程度のものです。
白髪や金髪などには反応いたしませんので、ご了承下さい。 - 毛穴の中に毛がない状態ではレーザーが反応しませんので、毛抜きや脱毛ワックスは使用せず、カミソリやシェーバーで処理(剃毛)して下さい。施術部位は前日、もしくは当日に剃毛して来院してください。クリニックで剃毛が必要な場合には別途費用がかかります。
- 脱毛部位には、外出時にSPF30以上の日焼け止めを塗るなどの紫外線対策をお願いいたします。日焼けの状態によってはレーザーで熱傷を生じるリスクがあるため、延期する場合があります。
- 生理期間中は肌トラブルや痛みが強く出やすいので、脱毛はなるべく避けていただくのが無難です。生理期間中や、男性のVIO脱毛はできませんのでご了承ください。
- レーザー照射により、黒子や刺青が薄くなる可能性がありますので事前にお申し出下さい。
- 下記に当てはまる方は、治療を受けられない場合があります。
・治療部位に金の糸や金属、シリコン、インプラントを入れている方
・リウマチなどで金製剤、免疫抑制剤、ステロイド剤の服用歴がある方
・治療部位に傷や皮膚腫瘍がある方
・光線過敏症の方
・心臓疾患や出血性疾患、糖尿病の方
・ケロイド体質の方
・単純ヘルペス1型、2型の活動性病変がある方 - 合併症に毛嚢炎や熱傷、凍傷、色素脱失、硬毛化等を起こす場合があります。
- レーザー照射後は、下記のことに注意してください。
・照射部位に赤みや腫れが出ることがあります。これは一過性の症状ですので、1週間程度で軽快します。1週間以上経っても軽快しない場合は、早めにご連絡ください。診察した場合は診察代、薬の処方があった場合は別途薬代がかかりますのでご了承ください。
・脱毛部位にかゆみが出た場合は、保湿クリームを塗るなどして掻かないようにしてください。皮膚を傷つくことで色素沈着になる可能性があります。
・レーザー脱毛を継続している間は紫外線対策を行い、日焼けしないようにしてください。
医療脱毛
Medical Hair Removal