皆さまこんにちは、皮膚科　金澤 伸雄です。

コロナ禍の中で昨年9月以降学会への現地参加はありませんでしたが、久々に、6月10日から13日まで横浜で行われた第120回日本皮膚科学会総会に参加してきました。日本皮膚科学会は、その名の通りすべての皮膚科医を束ねる学会で、日本医師会の分科会です。その総会ですから、4日間を通じて医師だけでなく製薬会社員・コメディカルなど数多くの参加者がある非常に大きな学会です。以前は各会頭の地元の地方都市で行っていましたが、最近は横浜と京都に会場を固定し、交互に行っています。昨年は京都で行われる予定でしたが完全Web開催となったので、現地開催する総会自体久しぶりです。横浜は第114回総会を和歌山医大が担当した時に、私も実行委員長を務めた思い出の地でもあります。

今回は、疥癬と自己炎症性疾患についての教育講演、研修講習会と好中球性皮膚症についてのセミナーの演者として、また乾癬性関節炎についてのセミナーの座長として、多くの役割があったので、学長の許可を得て現地参加としました（温泉宿を取ったというのもありますが）。聴衆のいない会場もあったようですが、予想以上に現地参加も多く、久しぶりに会う先生方と直接お話ができたのは貴重な経験でした。「学会はお祭り」といううがった見方もありますが、講演の後に会場を出てからも個人的に挨拶したり質問したりできるのは学会ならではです。いよいよ緊急事態宣言が明けますが、これからも節度を守って必要な感染対策を継続することにより、このような貴重な機会を失わないようにしたいものです。

 

皮膚科　金澤 伸雄（かなざわ のぶお）

 

大阪市「今福鶴見」にある眼科・皮フ科

みらい眼科皮フ科クリニック

 

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