大阪府大阪市城東区今福東1-14-11-6階

誰でも簡単WEB予約
MENU

「元ボクシング世界チャンピオン竹原さんと対談」大阪市今福鶴見にある眼科・皮フ科 みらい眼科皮フ科クリニック

ブログ

BLOG

「元ボクシング世界チャンピオン竹原さんと対談」大阪市今福鶴見にある眼科・皮フ科 みらい眼科皮フ科クリニック

院長Blog-007 元ボクシング世界チャンピオン竹原さんと対談

みらい眼科皮フ科クリニック院長 石川裕人です.

 

月刊マスターズの取材を受け、元ボクシング世界チャンピオン竹原さんと対談させていただきました。

(対談記事は月刊マスターズ2021年5月号に掲載されています)

ボクシング選手は、殴り殴られるわけで、外傷性網膜剥離になる可能性が高いプロアスリートのひとつです。

竹原さん含め、辰吉丈一郎さんも網膜剥離をされており、時として選手生命の危機、引退を余儀なくされる場合もあります。

では一般の人は網膜剥離にならないのでしょうか?

そんなことは当然ありません。

網膜剥離の最大のリスク因子は近視です。近視はさまざまな眼病を引き起こしますが、近視により網膜がうすくなると、網膜が破れる(裂孔形成)ことがあります。大体、加齢に伴っておこる後部硝子体膜剥離というイベントの際にこの裂孔形成も若干遅れて起こることがあります。

この後部硝子体膜剥離は、目の中にあるゼリー状の硝子体という物質が、加齢によって部分的に液状化を起こし、最終的に網膜から硝子体が外れることを言います。そのタイミングは大体近視が強い方では30代後半、一般的には40代半ば~60までといったところです。

この後部硝子体膜剥離が起こると、皆さん飛蚊症を訴えます。通常、その飛蚊症はリング状だったり、英語のCの字のようだったり、ぼうふらのようだったり、さまざまですが、数そのものはあまり多くないことが多いです。目の一番奥の網膜黄斑部や視神経の場所の硝子体のみが外れると上記症状ですが、それから3-4週間たつと、硝子体剥離が網膜の周辺部に進行し、その際に網膜に弱いところ、穴が開きそうなところがあると、硝子体に引っ張られて網膜が裂けてしまい、裂孔形成をきたします。

あな・裂孔ができても、早期であればレーザー加療にて網膜剥離に移行することを予防することが出来る場合もありますが、わずか1日で網膜全剥離になってしまうこともあります。

飛蚊症が突然起きた場合はすぐにお近くの眼科を受診ください。

当院では、網膜剥離に対する日帰り緊急手術も随時行っております。

(ただし重症の場合で入院加療のほうが望ましいと私が判断した場合は、後送病院に紹介させていただくこともございます)

 

院長 石川裕人

 

大阪市「今福鶴見」にある眼科・皮フ科

みらい眼科皮フ科クリニック

 

当サイトの内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。
また、まとめサイト等への引用を厳禁いたします。

Unauthorized copying and replication of the contents of this site, text and images are strictly prohibited.