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「金澤伸雄先生のBlog その3 医者嫌いの医者」大阪市今福鶴見にある眼科・皮フ科 みらい眼科皮フ科クリニック

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「金澤伸雄先生のBlog その3 医者嫌いの医者」大阪市今福鶴見にある眼科・皮フ科 みらい眼科皮フ科クリニック

兵庫医大皮膚科教授 金澤伸雄先生のBlog その3 医者嫌いの医者

皆さんこんにちわ。皮膚科の金澤です。

ようやく学会に行けるようになったと思いきや、オリンピックとともにまたコロナの波が来て身動きが取れなくなり、ブログを更新するネタもないまま日が経ってしまいました。

でもそんな世の中でも、ある意味無情に時は過ぎ、我々は年を重ねます。無為であろうが、有為であろうが、お構いなしです。こんな気持ちになるのは、秋だからかもしれません。

いきなりですが、世の中で、先生と言われる人ほどややこしい人種はいない、と思いませんか?学校の先生はともかく、医者や議員などまで先生と呼ばれるのはどうしてなのでしょう?確かに、相手に自分の気持ちをばれないようにするのに便利な呼称ではありますが。

私は医者が嫌いです。そもそも人を治してやろうという心根が気に食わない。あなた何様?お医者様。そもそも治す治さないはその人の勝手。治る治らないも結果論。科学的に効くとは統計的に差があるというだけで、100%ではありません。では医者がしていることは何?

先日、脱ステロイド療法をすすめるような番組が放映され、日本皮膚科学会など複数の学会の抗議に対してテレビ局が謝罪する騒ぎがありました。視聴率がすべてのテレビ局の姿勢に対して学会として当然の行動かもしれませんが、どうも権威的・政治的でいただけません。それだけまだステロイドや医者の話に簡単に染まらない人がいるということで、私はむしろ少しホッとしました。

医者が嫌いでも病院には行きます。客観的な評価や薬をもらうためです。でも頭で理解しても、先生の言う通りできない悪い患者です。そんな私には、先生として先に立って引っ張ってくれる存在よりも、下から支えて後押ししてくれるような存在の方が合っているようです。このブログをここまで読んでいただいた皆さんに医者嫌いはいないと思いますが、ご自身に合った信頼できるお医者さんになれるよう、心がけたいと思います。

 

皮フ科 金澤伸雄(かなざわ のぶお)

 

大阪市「今福鶴見」にある眼科・皮フ科

みらい眼科皮フ科クリニック

当記事は金澤伸雄の個人的見解であり、絶対に紹介した記事や論文等が正しいというわけではございません。

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