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「金澤伸雄先生のBlog 冬来たりなば春遠からじ」大阪市今福鶴見にある眼科・皮フ科 みらい眼科皮フ科クリニック

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「金澤伸雄先生のBlog 冬来たりなば春遠からじ」大阪市今福鶴見にある眼科・皮フ科 みらい眼科皮フ科クリニック

兵庫医大皮膚科教授 金澤伸雄先生のBlog その5 冬来たりなば春遠からじ

「冬が来たということは、もうすぐ春が来るということだ。もう少しの辛抱だ」といった意味でしょうか。兵庫医科大学病院のホームページの医師紹介欄に各医師の「モットー」を掲載するということで、私の乏しいボキャブラリの中からひねり出した言葉です。

医師紹介 | 兵庫医科大学病院 

私は和歌山で中條・西村症候群という難病に取り組んでいましたが、秋から冬にかけて急に寒くなると一気に手足の色が悪くなって凍瘡(しもやけ)様になり、体調が悪化します。また、このような難病でなくても、心不全や動脈硬化、膠原病など血の巡りが悪い病気では寒くなると手足が冷え痛みで動けなくなります。患者さんにも自分にも、春までの辛抱と言い聞かせています。さらに、この「冬」には季節としての冬だけでなく、人生のつらく厳しい時期という意味もあります。「患者さんの皮膚の悩みに寄り添う」という当院皮膚科の目標と共鳴し、自らを鼓舞し、周りのスタッフを励まし、そして何よりも、苦しむ患者さんに手を差し伸べポジティブにさせる、魔法の言葉ではないでしょうか?

でも、自然任せで楽観的に過ぎるようにも思います。星新一の「冬来たりなば」という小説では、宇宙セールスマンが売りこんだ惑星では冬が5000年もあったという落ちですが、春が来るまでに冬がどれだけ長く厳しく続くのかわかりませんし、ひょっとしたら春が来ても一瞬ですぐに終わってしまうかもしれません。さらに言うと、冬の後に春が来たなら、春の後一回りしたらまた冬が来るのです。でもそれを言っちゃあおしまいかな?

 

 みらい眼科皮フ科クリニックの開院時から、第土曜日に日皮膚科の診察を担当させていただきました。さまざまな患者さんの皮膚のお悩みに向き合ってきましたが、お役に立ちましたでしょうか?年が過ぎて皮膚科土曜診察も軌道に乗ってきたことで、私の役割も終えたと考え、このたび月末をもってクリニックでの診療を終了させていただくことになりました。石川先生ご夫妻をはじめ皆様に大変お世話になり、有難うございました。

なお、私自身はこれまで通り兵庫医科大学病院で週2回(月・木)外来をしています。

また昨年11月から第土曜日の午前は梅田の阪神百貨店(ツインタワーズ・サウス)13階にある兵庫医科大学梅田健康医学クリニックでも診察をしています。分かりにくい所にありますが、お役に立てそうなことがありましたら、遠慮なくお問合せください。

(写真は奈良・高の原の雪景色)

 

皮フ科 金澤伸雄(かなざわ のぶお)

 

大阪市「今福鶴見」にある眼科・皮フ科

みらい眼科皮フ科クリニック

当記事は金澤伸雄の個人的見解であり、紹介した記事や論文等が絶対に正しいというわけではございません。

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