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「産経新聞に記事掲載第1回」大阪市今福鶴見にある眼科・皮フ科 みらい眼科皮フ科クリニック

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「産経新聞に記事掲載第1回」大阪市今福鶴見にある眼科・皮フ科 みらい眼科皮フ科クリニック

院長Blog-073 産経新聞に記事が掲載されました 第1回

医療法人正秋会 理事長 石川裕人です。

 

今回、産経新聞に記事が掲載されましたのでご報告いたします。

 

産経新聞 カラダの相談室 第1回

 

上記から実際の記事が読めますが内容は下にも転載しておきます。

 

カラダの相談室 第1回 

「歪視(わいし)

医療法人 正秋会 今福鶴見 みらい眼科皮フ科クリニック

理事長 石川裕人さん

 

「歪視」は「変視症」の一つで、ものが歪(ゆが)んで見えます。原因は網膜の中心になる「黄斑(おうはん)」が病気などの影響で構造的に変化するためです。ただ、両目で見るため、気が付きにくく注意が必要です。

 

原因は黄斑の構造的な変化

困ったことがあれば相談を

  

Q 直線や格子状を片目で見ると線が歪んでいます。どのような眼の病気で起こるのか教えてください。

A ものが歪んで見えるのは「歪視(変視症)」です。目をカメラに例えると、フィルムにあたる網膜の中でも、中心になる「黄斑」があります。歪視は黄斑がいろいろな眼の病気によって水が溜まったり、しわがよったりしてダメージを受け構造が変化して起こります。

原因となる主な病気です。まず、「加齢黄斑変性症」です。特に60歳以上の人が多く、黄斑に異常が起こり、視力が低下します。日本では中途失明になる原因の第4位です。これは、脈絡膜(みやくらくまく、網膜の一つ下の層で網膜に酸素などを供給する血管豊富な膜)から、悪い血管(脈絡膜新生血管)が網膜に入り込み発症します。症状が軽ければ、黄斑に水がたまり、歪視が発生し、悪化して出血などを起こすと、急激な視力低下を引き起こします。

治療は原則、新生血管の増殖や黄斑浮腫(ふしゅ)を悪化させる物質の血管内皮細胞増殖因子(VEGF)の働きを抑える抗VEGF製剤の硝子体内注射です。硝子体は眼の中のゼリー状組織です。程度の軽い段階で、この注射をすることが、さらなる視力低下を防ぐ唯一の手段です。

網膜下出血になってしまうと、視力予後はかなり悪くなります。手術は可能ですが、劇的な視力改善は得られないこともあります。ただし、治療しなければ、視力は悪いままです。

次は「中心性漿液性(しょうえきせい)(もう)脈絡膜症」で、30歳代から50歳代の働き盛りの人に見られます。ストレスで黄斑に水がたまり、急に片目だけ視力低下や歪視が起こります。2、3カ月で自然に治ることもありますが、治らないときや病気の状態によっては、レーザー治療や光線力学療法を行います。比較的視力予後の良い病気です。

3つ目は糖尿病合併症の「糖尿病黄斑症」です。糖尿病は網膜に対して血の巡りを悪くすることがあり、結果、たちの悪い網膜新生血管を生やしてしまいます。この血管は非常にもろく、すぐ切れてしまい、そのあとかさぶたを作るかのように増殖性変化を起こします。また、全体の網膜の血管も、機能がおかしくなり水漏れ(血管の中から水分だけが外に出てしまう)を黄斑に起こし歪視が発生します。糖尿病黄斑症の病態もVEGFが関与しているため治療の第1選択は抗VEGF製剤の注射です。

最後は「黄斑上膜(網膜前膜)」です。黄斑上膜は網膜の病気の中で最も多く40歳以上の人の約5%(20人に1人)が発症するといわれています。硝子体の一部が残って、膜状に網膜に張り付き(黄斑上膜)、網膜をひっぱりだすと、歪視が出てきます。

黄斑上膜は早期発見・早期治療が大事です。発症して長期間経過してしまうと黄斑上膜を剥がしても網膜のしわが元に戻らず、歪視も戻らないこともあります。

当院は大学病院クラスの検査・手術機器を導入しています。治療法など眼病で困ったことがあればご相談ください。 (次回は複視)

【略歴】いしかわ・ひろと 2006年兵庫医科大学大学院医学研究科(外科系眼科学)修了、医学博士。同大学眼科学講師。米国南フロリダ大学医学部などを経て21年2月医療法人正秋会みらい眼科皮フ科クリニック 管理医師。同年4月から兵庫医科大学非常勤講師。日本眼科学会眼科専門医。

☆医療法人正秋会 今福鶴見 みらい眼科皮フ科クリニック 大阪市城東区今福東1の14の11 鶴見メディカルビル6階。℡06・6934・1146

 

 

目がすこしでもおかしいな?という時は最寄りの眼科にご相談ください。

病気は、眼科にかかわらず、早期発見早期治療がいい結果につながります。

医療法人正秋会 理事長 石川裕人

大阪市今福鶴見 みらい眼科皮フ科クリニック

守口市 川口眼科醫院

 

当記事は石川の個人的見解であり、絶対に紹介した記事や論文等が正しいというわけではございません。

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